ノーベル化学賞有力候補ユ・リョン氏「私の“ナノ蜂の巣”研究は純粋な韓国産」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.26 11:32
「これはスズメバチの巣、向こうの蛇の抜け殻のように見えるのはアシナガバチの巣です」
大田(テジョン)KAISTのユ・リョンIBS研究団長の実験室。25日、トムソン・ロイターが韓国人初のノーベル化学賞受賞が予想されるとして選んだ彼の実験室には乾燥した蜂の巣がいくつかあった。ユ団長は「学校のあちこちにぶらさがっているのを自分で取って集めたもの」と話した。「放っておけば人を刺す可能性もあるのではないか。ここには私以外にこういうものを取ることができる人がいない。私は幼い時にオオスズメバチも素手でつかんでいたのだが…」
ユ団長の話のように彼はKAIST内でもまれに見る「ど田舎」出身だ。京畿道華城(キョンギド・ファソン)の実家には彼が大学(ソウル大工業化学科)に入学してから2年後に電気が入った。勉強は油皿に火を灯してやった。