シン・ジョンギュンサムスン電子無線事業部社長は「サムスン電子はどんな逆境にあっても消費者のために革新的な製品を絶えず創造するだろう」と述べた。アップルとの特許訴訟を「逆境」と表現したのだ。シン社長は「ギャラクシーノート２」は前作ギャラクシーノートの成功を超えてサムスンの代表製品として位置づけるだろう」と付け加えた。米国経済ニュースＣＮＢＣは「スマートフォンとタブレットＰＣの中間的なギャラクシーノート２がｉＰｈｏｎｅ５に敵対する唯一の機器」と評価した。

続いて公開された「ギャラクシーカメラ」にも参席者の関心が傾いた。ギャラクシーカメラはアンドロイド運営体制であるジェリービーンを搭載して４．１インチ液晶画面、１６００万画素、２１倍光学ズームなどの機能を備えた。写真と動画はＰＣがなくてもカメラですぐ編集することができる。Ｗｉ‐Ｆｉと３、４世代通信網すべて使用可能だ。シン社長は「１年前、この席でギャラクシーノートを紹介してノートブックとタブレットだけだった市場に新しいカテゴリーを作ったように、今日ギャラクシーカメラがまた新たな領域を作ることになる」と述べた。

サムスンが新たに出したウィンドウズ８製品も注目を浴びた。ウィンドウズ製品シリーズブランドである「アティブ」は生活を意味するラテン語「ＶＩＴＡ」の綴りを逆に並べて作った。「アティブスマートＰＣプロ」と「アティブスマートＰＣ」はタブレットとして使用したり、キーボードを付けてノートブックとして使える。

１１００人が収容できる会場にはこの日約２０００人が集まった。一部は開場３時間前から長く列をつくった。サムスン電子ブース周辺ではノキア関係者の多数が「サムスンがウィンドウズフォンに戻ったことを歓迎する」というプラカードを持っていたりもした。ノキアは現在ウィンドウズフォンを作っている。




サムスンの反撃、アップル超える新武器公開（１）