日本で展示中断された「平和の少女像」、スペインに新たな落ち着き先
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.15 09:16
日本で展示が中断された「平和の少女像」をスペインの映画製作者タチョ・ベネット氏が購入した。ベネット氏は私費を投じ、来年バルセロナに開館する予定の自由美術館に少女像を展示する計画だ。
14日(現地時間)、EFE通信などスペインメディアによると、ベネット氏は最近、「あいちトリエンナーレ」が展示を中断した「平和の少女像」を購入した。この作品はキム・ウンソン氏とキム・ソギョン氏による彫刻作品で、両氏が2015年に日本の市民に預けた。ソウルの駐韓日本大使館前の平和の少女像と同じ姿の作品で、「あいちトリエンナーレ2019」の企画展『表現の不自由展・その後』に展示されていたが、日本極右勢力の脅迫や日本政府の圧力で展示が中断された。
ベネット氏はEFE通信とのインタビューで「少女像が展示から外されたという話を聞いて作家と連絡をして作品を買い取った」とし「1年半前から政治的、倫理的、道徳的、性的等の理由で非難を受けている作品を買い取り始めた」と説明した。続いて「今や展示場はもちろん、世界美術界の検閲に関連したアーカイブを運営するほど十分な作品と資料が集まった」とした。