韓国版Uber、規制多い韓国を避けて海外進出
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.25 14:21
#シンガポールでリムジンタクシーを運転するルアン・チギョンさん(63)。彼はもともと一般タクシーの運転手だったが、昨年引退した後から東南アジア配車サービス最大手のグラブ(Grab)の運転手に登録した。仕事をする時に使用するリムジンは個人の所有だ。グラブがリースして車両を提供し、毎月一定金額を返せばよい。利用方法は韓国の「カカオタクシー」と似ているが、運転手が会社の統制なく自由に運行日程を組むことができるという違いがある。8日にシンガポールのグラブドライバーセンターで会ったチギョンさんは「グラブの運転手として10時間だけ働けば、タクシー運転手として14時間働くのと同じ金額を稼ぐことができる」と話した。
#「韓国版Uber」として注目された配車スタートアップ「プーラス」は最近、経営難を迎えている。共同創業者のキム・テホ代表は7日、取締役会に辞意を伝え、職員70%ほどが解雇された。個人の車で出勤・退勤時間以外に営業するのは「違法」という理由でソウル市などが規制を始めたからだ。韓国のほかの配車スタートアップはすべてプーラスと似た理由で危機を迎えている。
全世界「カーシェアリング」市場が急速に成長する中、韓国は関連のスタートアップが枯死する危機に直面している。個人配車を出勤・退勤時間に利用するよう制限した「旅客自動車運輸事業法」上の規制のためだ。市場が開かれないため企業は国内より海外への投資に目を向けている。