外交・国防・統一部の間に仕切り コントロールタワーの役割果たせない韓国NSC
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.08 09:36
黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相は今月6日、北朝鮮が弾道ミサイル4発を発射した直後、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で国家安全保障会議(NSC)常任委員会を主宰した。昨年12月に権限代行を引き受けてから政府ソウル庁舎ではない青瓦台「地下バンカー」と呼ばれる国家危機管理状況室でNSCを主宰したのはこの日が初めてだった。韓半島(朝鮮半島)を取り巻く外交安保環境が急変している状況でありながら、大統領が職務停止状態にある韓国だからこそ見ることができる場面だった。
朴槿恵(パク・クネ)政府のNSCは、核心外交安保懸案に対する議論の場として機能していないとの指摘を受けてきた。外交懸案は外交安保首席を通じて、安保懸案は国家安保室長を通じて大統領に報告されていたため、NSCの本来の力が発揮できなかったとのことだ。このような状況で独自チャネルを確保することができなかった統一部は言いたいことを伝える機会がなかった。