韓経:【社説】オバマが広島を訪問する時、忘れてはいけない事実=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.12 09:37
オバマ米国大統領が27日、被爆地である日本の広島平和記念公園を訪問するという便りだ。オバマ大統領はこの場で核兵器廃絶をテーマに少し短い演説を行う予定だ。私たちにとっても見過ごせない世紀的なイベントだ。日本の安倍晋三首相もやはり答礼訪問の形で、空襲を敢行したハワイ真珠湾を11月頃に訪れる予定だ。広島と真珠湾は第2次世界大戦の傷痕を象徴的に見せる戦跡地であり、これまで日米首脳たちがむやみに訪問できない所でもあった。
両国首脳が互いにこれらの遺跡を訪問するというのは、第2次大戦以降に維持されてきたパラダイムの転換であり、米国と日本が同盟でつながる新しい国際地形の始まりを知らせる信号とみなければならないだろう。安倍首相が就任後に精魂を込めてきた事業でもある。もちろん米国でも少なくない反発がある。米ホワイトハウス報道官はオバマ大統領が原爆投下を謝罪しないと一線を引いているが、訪問そのものが広い意味で謝罪ではないのかという解釈が提起されているのが現実だ。