「換気口、造形物で接近を遮断…ふたは頑丈な一体型に」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.20 16:56
専門家は換気口関連の規定と安易な対処に問題があるとみている。キョンミン大学消防安全学科のイ・ヨンジェ教授は「これまでも換気口の事故が何度かあったが、被害者が1、2人ほどだったため、危険性が浮き彫りにならなかった」とし「すぐに換気口関連規定を設けて再発を防がなければいけない」と述べた。
専門家はまず換気口の形と大きさを調整する必要があると指摘している。現在ほとんどの換気口のふたは数枚をつなげて作る。一体型より少ない費用で済むからだ。このため今回の事故のように一方が崩れれば一度に崩れて落ちるしかない。アン・ヒョンジュン建国大建築工学科教授は「ふたを丈夫な一体型にすれば簡単には落ちないだろう」と話した。換気口自体を人が上がれない形にしたり、周辺に造形物を設置するのも方法だ。実際、外国では換気口をさまざまな形に考案している例が多い。アン教授は「都市の美観と安全の両方を同時に満たすことにもなる」とし「新築の建物に対してこうした方式を義務づける必要がある」と述べた。