【コラム】お粗末な韓日ガソリン価格比較…政府の企業叩きだったのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.29 10:23
このところ日本のガソリン価格が動いている。ガソリンスタンドで売る普通ガソリン価格が2月第5週(2月26日~3月3日)の1リットル当たり2007.0ウォンから3月第2週(3月11~17日)に2064.6ウォンと2週間で57.6ウォン上がった。韓国石油公社が運営するガソリン価格情報サイトのオピネットに出された数値だ。同じ期間の韓国の普通ガソリン価格上昇幅は22ウォンで日本はこの2倍半を超える。税金を抜いて計算すると差はさらに広がる。この期間に税抜きガソリン価格は日本では69.1ウォン、韓国では20.2ウォン上がった。「日本のガソリン価格はほとんどそのままで韓国は急に上がった」と言っていたのはわずか1カ月前のことだ。いまは状況が完全に逆転した。
1カ月前に韓国政府は「最近日本より韓国のガソリン価格が早く上がっている」とし、その理由を次のように説明した。「まず日本は円高の恩恵を受けた。また、競争が激しい。韓国は精油4社が市場の98%を占めているのに対し、日本は精油会社8社と大手卸売業者4社がガソリンスタンドにガソリンを供給している」。