【グローバルアイ】米国の核の傘が「屏風の虎」にならないためには…=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.19 13:41
北朝鮮の核・ミサイル能力が転がる雪だるまのような姿だ。塊りは1つや2つではない。20年間ほど転がって今では大小の石になった。金正恩(キム・ジョンウン)委員長は15日、ついに「国家核武力完成目標の終着点にほぼ到達した」と述べた。米本土を核ミサイルの射程圏に置く日までいくらも残っていないという宣言だ。別の見方をすれば韓国・日本を狙った中・短距離核ミサイルの配備は終えたということだ。
北朝鮮が中・長・短距離の3種類の核ミサイルを備えるのは核武装で第3の道だ。中国-インド、インド-パキスタンの戦略的対立によるインド・パキスタンの核開発モデルは局地型だ。北朝鮮は米・露・中の核大国の間で核強国を追求している。北朝鮮版の核戦略態勢報告書が遠からず公開されるかもしれない。縦深が短く戦略核兵器1発で灰となる北朝鮮の核重武装には、国家安保でなく首脳部安全優先という異質体制がちらつく。ゲリラ戦から出発した兵営国家のDNAも見える。