韓国政府当局者は、「金正恩はきょうの行事を通じ自身が名実ともに“唯一の太陽”になったことを刻みつけようとしたようだ。１人者の地位を精一杯誇示しようと威厳のある姿を見せようとしたという印象を受けた」と話した。

画面上で見ると金正恩の顔は昨年の追悼大会の時よりもむくんで憔悴して見えるという評価もある。ヘアスタイルもしっかり手入れしていないように左側が多少はねておりさまざまな推測を呼んだ。一部の北朝鮮専門家は叔母である金敬姫（キム・ギョンヒ）が追悼大会に参加していないことと関連づけたりもした。イ・スソク専門委員は、「理由はわからないが表情だけ見れば何か本人の考え通りにならないことがあったような感じを受けた」と話した。

党と軍の幹部は凍りついた表情だった。行事場所の下に並んでいた人たちは両手を胸まで上げ早く拍手した。張成沢の処刑理由のひとつである「漫然とした拍手」は見つからなかった。金永南、崔竜海ら金正恩の横に座った実力者らは拍手しない時は両手をひざの上に置き不動の姿勢を維持した。行事の間少しも乱れることはなかった。統一部当局者は、「過去の画面と比較してみればどの行事よりも北朝鮮の実力者が緊張しているのは歴然としている。張成沢処刑の余波ではないか」と話した。




金正恩の怒ったような表情…威厳誇示？　思い通りにならず？（１）