<CES>中国、低価格の次は…韓国の先端分野を狙った“技術空襲”
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.01.14 10:09
先週、米ラスベガスで開催された家電見本市「CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)」。サムスン電子は展示館の一番前に世界最大110インチ(2.79メートル)の超高鮮明テレビを配置した。しかし、この製品の核心部品で枠となる110インチのパネルは中国BOEの製品だ。サムスン電子のキム・ヒョンソクTV事業部長は「サムスンもパネルを製造できるが、同時に入る他の部品を一度に生産するのは容易でない」と述べた。
今までとは違う“中国空襲”が始まった。これまでが低価格攻勢だったとすれば、今は韓国の先端分野を狙った“技術空襲”だ。部品産業での韓国の位置づけが脅かされている。
韓国貿易協会は13日、2011年に世界1位(輸出市場シェア基準)から落ちた韓国製品は26品目にのぼる、と明らかにした。このうち12品目は中国がトップとなった。情報技術産業の必需品である液晶デバイス、各種産業で活用度が高いポリエチレンテレフタレート(PET)分野などだ。新たに1位になった16品目を考慮しても、韓国の1位製品は61品目で、1年前に比べて10品目減った。2年連続の減少だ。さらに1位の韓国製品を目前まで追い上げている中国製品が13品目にのぼる。韓国製品を追い抜いた中国製品も09年2品目、10年7品目、11年12品目と毎年増えている。