マレーシアを訪問中の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は12日午前、温家宝・中国首相と会談した。東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(韓日中)首脳会議の際、常に開かれていた韓日中3国の首脳会議を、今回は議長国の中国が先送りしたことも話題になった。
温首相は「中国は3国の協力を非常に重要視しているが、私の記憶では、日本の指導者が5回も靖国神社を参拝している」と指摘した。同首相は「これが中国と韓国民の感情を大きく傷付け、中日・韓日関係に多くの障害を作っている」とした。続いて「依然として3国協力は共同の利益に必要とされるが、こうした目標を達成できるかは、日本の指導者次第」だと厳しく忠告した。盧大統領は「靖国参拝を理由に3国首脳会議の先送りを決めた温首相の判断に同意する」と話した。