サムスンが大規模な構造調整を断行…母胎企業「第一毛織」が歴史の中に消える(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.01 09:46
現代証券のキム・ドンウォン研究員は「2つの会社の合併は相互補完的側面で良く評価することができる」とし、「サムスンSDIは収益性の不在、第一毛織は成長性の不在という悩みがあったがグループ内ビッグディールという方式を通じて一挙に解消することになった」と話した。サムスンSDIのパク・ソンジン社長も「第一毛織が持っている素材技術はバッテリーを基盤とした2次電池産業の核心競争力」としつつ、「モバイル機器だけでなく電気自動車・エネルギー保存装置(ESS)等、2次電池分野で相乗効果を出すと予想する」と話した。自動車素材など次世代自動車分野でサムスンSDIがサムスングループの戦陣基地になることができるという意味だ。
グループ内の技術シンクタンクであるサムスン総合技術院の人材も6月末まで京畿道(キョンギド)水原(スウォン)にある電子素材研究団地に次々と移転する計画だ。第一毛織関係者は「電子素材研究団地にはサムスン電子とサムスンSDI・第一毛織・サムスン精密化学などから派遣された研究員3000人余りが投入されて素材研究に注力する予定」と話した。