公式記者会見場に出てきたヒディンク監督の最初の一言は「本当に誇りに思う」（ｅｘｔｒｅｍｅｌｙ　ｐｒｏｕｄ）だった。自分でも信じられない結果に驚いているようだった。

ヒディンク監督は「普通、戦略的、技術的、体力的にオランダには劣る。しかしわれわれはこの３つの部分でオランダを上回った」とし、完ぺきな試合に満足感を表した。

また「選手たちは絶えず発展している。まだ若いが、国際サッカーの戦術を非常に速いペースで吸収している」とし、ロシア選手の急成長を強調した。

以下はヒディンク監督の公式記者会見内容。

－－試合の感想は。

「選手たちを本当に誇りに思う。スペインとの組別予選第１戦では厳しい試合をしたが、ギリシャ戦とスウェーデン戦からずっと発展する姿を見せている」

－－ロシア選手の変化した姿が見られた。

「選手は今も発展を続けている。若いが、国際サッカーの戦術を非常に速いペースで学んでいる。選手らは学ぼうとする姿勢と情熱、素晴らしい能力を持っている」

－－オランダも良いプレーをしたが。

「私たちは戦術的な準備をする時間がほとんどなかった。しかし今晩の試合ではいろいろな面でオランダよりはるかに良かった」

－－攻撃力にやや問題があったようだが。

「勝利はしたものの、気になる点が２つあった。一つは余計なファウルを犯してオランダに同点ゴールを許した点で、もう一つはゴール決定力不足。幾度のチャンスを得点に結びつけていれば、９０分以内に十分に試合を終えることもできた」

－－優勝を目標にしているのか。

「当初の目標は８強進出だった。現在私たちが成し遂げた結果でも十分に評価できる。重要なのはこれからの２日間、十分な休養を取ることだ。その後に相手チームを徹底的に分析する。どの相手と対戦することになっても関係ない」