半世紀ぶりに南北の列車が軍事分界線を通過した。たとえ試運転でも対決の象徴である軍事分界線が陸路・海路に続き鉄道でも通過したということは南北緊張緩和のレベルで大きな意味がある。特に「鉄馬は走りたい」という念願もあるように鉄道連結は特別な象徴的意味があるという点でそういえる。
南北間列車運行は両側の共同繁栄にも貢献するはずだ。韓国としては物流費を画期的に減らすことができる。開城(ケソン)工団と対北観光事業がますます活性化する。北朝鮮も必要な支援物資を適宜に受けることができる。また京義(キョンウィ)線だけで年間数億ドルと推定される通行料も無視できない経済的利得だ。