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【噴水台】韓国社会の「過剰儀典」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.28 14:34
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1992年、米国のジョージ・H・W・ブッシュ元大統領がロサンゼルスの韓国人テレビ局「ラジオコリア」を訪問したことがある。黒人暴動が韓国人社会を襲った直後だった。事態の中で24時間放送で住民状況室の役割を果たしたことに謝意を表す席だった。当時、ラジオコリアの社長が1970年代、ギター時代を風靡(ふうび)した歌手のイ・チャンヒ氏だった。訪問数日か前にホワイトハウス警護室関係者に見える2~3人が寄っただけで、イ氏がした「儀典」の準備は何もなかった。30分間ブッシュ元大統領を単独面談したイ氏は、彼に自身の席を勧めた。その時、ブッシュ元大統領は、「You are the president here!(ここではあなたが社長です)」と答え、客席に座った。

韓国社会の「皇帝儀典」「過剰儀典」の世相を遠回しに批判する時、引用されるエピソードだ。過剰儀典をめぐる論争は今に始まったことではない。遠くのことを述べる必要もない。きょう海外研修に行くいくつかの市・道議会議員の行動も俎上にのっている。全北道(チョンブクド)議会と蔚山市(ウルサンシ)議会の一部常任委が議員より多い公務員を同行させたせいで過剰儀典の論議が浮上したもの。議会側の名分は「研修内容の政策化に向けた議員と公務員の連携と意見共有」だ。だが、全北公務員労組側の主張は違う。「慣行的に議員儀典のために人員が編成された」ということだ。過去の行跡が根拠だなんて議員としては納得がいかなくても自らを責めなければならない立場だ。

 
儀典は本来、外交儀礼(Protocol)だ。特に、首脳外交の花は儀典だ。国家間関係における役割が重大だ。南北首脳会談のために平壌(ピョンヤン)を訪問した文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対する北朝鮮の破格的な儀典に関心が集中したのもそれ故だ。儀典は一言でいうと「品格のある優遇」だ。問題は、韓国ではたびたびこのような優遇が「パワハラ」、あるいは「反対給付」と境界が曖昧な用途に変質するという点だ。

国民権益委員会が数日前、過剰儀典にメスを入れた。通常の慣行の枠を超える優遇や待遇を提供する行為を禁止する公務員の行動綱領改正案の立法予告を通じてだ。文大統領が閣僚会議で「過剰儀典は問責の対象行為」と指摘して1カ月も経っていない。「目上の人をおもてなすこと」と「取り引き」に変質した儀典が法令によって規制されることに至った現実が残念極まりない。

「優雅で素敵なことに包装されて麻薬のように人を飼い慣らすが、本質を圧倒したり隠したりする儀典は国を蝕む」(『儀典の素顔』、ホ・ウィド)ということから、過剰儀典は解体されてこそ当然だ。力のある人々が先頭に立ってほしい。品格は過剰儀典では作られない。

キム・ナムジュン/論説委員

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