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【中央時評】中国の権力構造

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.18 14:08
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最近、中国の習近平国家主席が絶対的な権力を掌握したことが確認された。清朝の王宮で米国のトランプ大統領をもてなすことで自らを皇帝の後光で包んだのは象徴的だ。毛沢東以降の最も強力な指導者が出てきたのだ。権力が一人に集中するのを防ごうと考案された集団指導体制で、習主席がこのように速やかに権力を握ったのは大きなミステリーだ。共産主義国家の属性を考慮すれば、習主席が権力を完全に掌握した過程は長い歳月が過ぎて明らかになるだろう。

とはいえ、習主席が共産主義体制に内在する根本的な力の助けを受けたのは明らかだ。共産主義が長く施行された社会では決まって絶対権力を握る指導者が出てきた。そのような根本的な力に対する省察は、依然として理解しがたい中国を理解するのに役に立つだろう。

 
共産主義社会では共産党が最高機構だ。国家も共産党に服属する。共産党自体は中央委員会によって運営されるが、この機構はまた少数の党員からなる政治局が掌握する。そして政治局はいつも最高指導者の指導に従う。中国も本質的にこのような体制を持つ。

考案者のレーニンが民主集中制(Democratic Centralism)と呼んだこの制度は、権力の分立を基礎とする自由主義社会の権力構造とは根本的に異なる。権力が集中するため民主集中制は必然的に独裁者を生む。ロシア革命のはるか前の1906年にトロツキーはレーニンの考案が独裁者を生み出すと予言した。「レーニンの方式はこう導く。党組織はまず党全体を自身に置き換える。次は中央委員会が党組織を自身に置き換える。最後に一人の独裁者が中央委員会を自身に置き換える」。実際、レーニンはロシア帝国のツァーリよりはるかに大きな権力を振るった。共産主義体制が固まると、スターリンはレーニンよりはるかに大きな権力を振るった。スターリンの死後、ロシアの指導者は秘密警察(KGB)を掌握したベリヤを除去し、集団指導体制を築いた。しかし権力が集中する過程は着実に進み、ブレジネフはスターリンに劣らない権力を持った。

絶対的な権力を握った毛沢東から迫害を受けたトウ小平はこのような事情を改善しようと集団指導体制を考案して施行した。しかしトウ小平の改革は共産党の権力を弱化させない範囲内で行われ、限界があった。

事情がこうであるため、中国は共産党が支配階級である身分制社会だ。共産党員は一般市民より高い地位に立つ。安定的な身分制社会で支配階級は構成員の5-10%で構成される。5%より少なければ社会に対する統制力が弱まり、10%より多ければ収奪した財貨を占める分が減って内紛が生じる。今の中国共産党もその範囲内に入る。

身分制社会では身分が世襲される。共産党の上層部は毛沢東に追従した共産党幹部の子どもたちだ。習主席自身もそうだ。現代社会で身分の世襲は市民の激しい反発を招く。民主主義の経験はないが、国境が低くなった今、中国の人民が反民主的秩序に順応するはずがない。これが習主席が直面する根本的な脅威だ。こうした脅威への習主席の対応策は2つある。一つは住民に対する、よりいっそう厳格な統制と監視だ。中国政府のインターネット統制はすでに徹底されていて、遠くない将来にジョージ・オーウェルの『1984年』が中国で初めて出る可能性が高い。個人の自由な取引を保障する暗号貨幣(crypto currency)を中国政府が断固禁止したことは示唆する点が多い。

もう一つは民族主義的情熱の鼓吹だ。共産党政権が愛用してきたこの古典的な方法を習主席は新しく整えた。毛沢東は韓国戦争(朝鮮戦争)で超強大国の米国に勝つことで中国が初めて強大国になったと宣伝した。習主席は2050年までに中国が世界で最も強大な国になると宣言することで中国人民を熱狂させた。民族主義的情熱は排他的で攻撃的であるため、中国の対外政策はさらに膨張的で威圧的になるだろう。

習主席が絶対的な権力を掌握したことにはこのように陰鬱な含意があった。その影響は全世界に及ぶだろうが、小さな隣国である韓国には特に大きく直接的であろう。「THAAD(高高度防衛ミサイル)問題」が痛感させたように我々には適当な対策はないが、こういうことを正しく理解してこそ少しでもましな選択ができる。

卜鉅一(ボク・コイル)/小説家

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