「大韓民国」の4文字、1899年の独立新聞論説にある(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.11 14:12
最近の韓国史教科書の国定化論争の争点の1つは、1948年8月15日をどうみるかという問題だった。各自の歴史解釈によって、従来のように大韓民国政府の樹立日とみるべきだという立場と国が初めて建てられた建国日とみるべきだという立場がぶつかった。
そのような対決構図を内省的に振り返ってみるようにするほどの新しい歴史的な主張が提起された。今まで1919年に上海臨時政府が初めて使ったとされてきた「大韓民国」という国号が、実はそれよりも最大20年前の1899年に「独立新聞」など当時の日刊紙や各種記念式典の祝辞で、1つの非公式国号として「一定の」大衆性を持って使われていたということだ。
このような主張は、ファン・テヨン東国(トングク)大政治外交学科教授(60)が提起した。ファン教授はこの主張を入れた論文「『大韓民国』国号の起源と意味」を今年6月に韓国政治思想学会で発表し、関連学術誌にも50ページ余りの分量で掲載したのに続き、来年にはもっと簡単に書きくだいた単行本を出版する予定だ。