崔竜海、ナンバー2に公認…張成沢ラインはまだ変化なし(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.18 13:07
この2年間で権力序列18位から2位に急上昇した崔竜海(チェ・ヨンヘ)人民軍総政治局長と姿を現さない金敬姫(キム・ギョンヒ)労働党書記。17日に平壌(ピョンヤン)体育館で行われた金正日(キム・ジョンイル)死去2年の追悼大会で確認された「3年目の金正恩(キム・ジョンウン)体制」権力地形のうち、最も目を引く点だ。
この日午前11時から北朝鮮朝鮮中央テレビが生中継した追悼大会で注目されたのは、金正恩の左隣に座った崔竜海だった。昨年の追悼行事では金正恩の左側2番目に座っていた。金正恩の右側に北朝鮮憲法上の国家首班として対外的な象徴性を持つ金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長が座ったという点からみて、崔竜海がナンバー2として公認されたことを公式化したのだ。
崔竜海は昨年に続き2年連続で北朝鮮軍を代表する演説もした。金正恩を修飾する言葉は派手だった。「最も崇高な道徳義理と高潔な忠誠を持って首領永生偉業の新たなページを開かれた敬愛なる最高司令官」とし「千重万重の城塞、盾となり、偉大な金正恩同志を首班とする党中央委員会と錦繻山(クムスサン)太陽宮殿を決死保衛する」と述べた。また「敬愛なる最高司令官の金正恩同志以外には誰も知らず、どのような天地波風の中でもただ一人の最高司令官同志だけを仰いでいく」と誓った。これは「国家転覆陰謀行為」で処刑された張成沢を意識したものと分析される。