<Mr.ミリタリー>米国の対北最後通牒、次は海上遮断と先制攻撃(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.15 14:50
米国が韓半島(朝鮮半島)で対北朝鮮軍事オプションのためのすべての軍事訓練を終えた中、北朝鮮に対して最後通牒とも解釈される措置に入った。韓米は先週、最大規模の連合空軍訓練を終えた。韓半島(朝鮮半島)に集結した空母3隻も海上訓練後、しばらく休息中だ。もう北朝鮮の核・ミサイル危機は4番目の危機の峰であるクライマックスに向かっている。北朝鮮が最後まで対話に出てこなければ、米国は武力衝突を引き起こしかねない軍事オプションの海洋遮断に入る兆候が表れている。
米国の北朝鮮に対する最後通牒性のメッセージは米国務省とホワイトハウスからほぼ同時に出てきた。一見、対話の窓を開いたように思われるが、よく見ると間違いなく最後通牒のメッセージだ。ティラーソン米国務長官は12日、アトランティック・カウンシル主催の討論会で「我々は前提条件なしに北朝鮮と対話をする用意がある」と述べた。その間、中国が米国と北朝鮮に条件のない対話をするよう要求してきたように、ティラーソン長官が北朝鮮に対話を要請した。マクマスター米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)はワシントンで開かれた英シンクタンク「ポリシーエクスチェンジ」主催の行事で「今が(北朝鮮との)武力衝突を避ける最後の最高の機会」と述べた。これにサンダース米大統領報道官は14日、「トランプ大統領の(北朝鮮非核化)見解は変わっていない」と一線を画した。結局、ティラーソン国務長官が最後の対話の余地を北朝鮮に投げかけた後、ホワイトハウスは北朝鮮非核化の意志を改めて明らかにし、マクマスター補佐官は「北朝鮮との武力衝突を避けるための時間はいくらも残っていない」という趣旨の言葉で、北朝鮮に対して最後の機会であることを通知したのだ。