【コラム】トランプ大統領が韓国に来るが(1)

【コラム】トランプ大統領が韓国に来るが(1)

2017年10月20日08時21分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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トランプ大統領が韓国に来るが…
  トランプ米大統領の11月7、8日の韓国訪問は、その重要性の順位で1952年12月のアイゼンハワー次期大統領の韓国訪問の次ぐ。アイゼンハワーは11月の大統領選挙の遊説で停戦協議が長引いている韓国戦争(朝鮮戦争)を早期に終息させるため就任前に韓国を訪問するという公約をした。彼は汝矣島(ヨイド)空港に到着し、東崇洞(ドンスンドン)第8軍司令部で過ごしながら米軍将軍や兵士から戦争状況について聞き、軍用機で戦線の地形地勢を観察した。

  彼は北進統一を叫ぶ李承晩(イ・スンマン)大統領に会うのを避けた。アイゼンハワーは中央庁広場の市民歓迎大会もボイコットした。壇上の閣僚と壇下の数万人の市民は虚しく帰っていった。李承晩はあきらめなかった。彼は12月の酷寒にスーツ姿で光陵(クァンヌン)の韓国軍修道士団を視察中のアイゼンハワーを訪ね、ようやくプライドが高い次期米国大統領にしばらく会うことができた。米軍の将官の一人が寒さに震える李承晩に野戦ジャンパーをかぶせた。

  李承晩はアイゼンハワーに少し会う程度では満足できなかった。彼は金泰善(キム・テソン)ソウル市長を東崇洞(トンスンドン)に送り、アイゼンハワーの景武台(キョンムデ、現在の青瓦台)訪問を要請しようとした。しかし金泰善は第8軍司令部の門も通過できなかった。李承晩は白善ヨプ(ペク・ソンヨプ)将軍を送った。白善ヨプは第8軍司令官のジェームズ・ヴァン・フリートと国連軍司令官のマーク・クラークに対し、アイゼンハワーが景武台を訪問せず出国すれば大韓民国の大統領が戦時の国軍を統帥できないと訴えた。アイゼンハワーは空港へ行く途中、景武台に立ち寄った。李承晩とアイゼンハワーは10個の師団の韓国軍を20個の師団に増強し、韓米相互防衛条約を締結するという原則に合意した。戦争は翌年7月の休戦協定調印で終わり、10月には韓米相互防衛条約が締結された。李承晩が自分を避けるアイゼンハワーを景武台に招致して会談していなければ、アイゼンハワーの戦争中の訪韓は韓米関係史に大きな一線を刻むことはできなかっただろう。

  トランプ大統領は韓米関係が完全に違う状況で韓国に来る。アイゼンハワーは進行中の戦争を終わらせに来たが、トランプ大統領は戦争を防ぎに来る。アイゼンハワーの訪韓の結実である韓米同盟が60年余り守ってきた韓半島の武装平和がいつ壊れるか分からない、戦雲が迫る韓半島がトランプ大統領の訪韓の背景だ。北朝鮮の挑発であれ米国の先制攻撃であれ、韓半島がまた黙示録の現場になるかどうかは、トランプ大統領がソウルで世界に向かって発信するメッセージにかかっている。

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