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韓米連合司令官「北の脅威は確実に存在、長射程砲でソウル打撃可能」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.23 09:23
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ハリス太平洋軍司令官など米軍指揮部4人が22日、烏山(オサン)米軍基地内のパトリオットミサイル発射台の前で並んだ。ショーン・ゲイニー第94防空ミサイル司令官(陸軍准将)とキム・ビョンジュ韓米連合軍司令部副司令官(陸軍大将)も一緒にいた。ゲイニー司令官は太平洋地域の米陸軍防空戦力を指揮する。彼らは決然とした表情で国内・海外記者から質問を受けると、一人ずつマイクの前に出て答えた。

「北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)完成と核弾頭搭載がレッドライン」という17日の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の発言に対する評価を問われると、ハリス太平洋軍司令官は「私は文大統領のレッドラインについて説明することを望まない」とし「外交が重要であり、また軍事的手段の支援を受ける外交的手段がより強力かつ有効ということを強く信じる」と答えた。

「米国が北朝鮮と在韓米軍の撤収について交渉する可能性があるという報道があったが、これは1950年のアチソンラインを連想させる」と記者が話すと、しばらく静まった空気が流れた。韓国戦争(朝鮮戦争)が発生する前、当時のアチソン米国務長官が韓国を対象から外した米国の北東アジア防衛ラインを発表し、これが金日成(キム・イルソン)主席の誤った判断を招いたというのが後代の評価だ。

 
ハイテン戦略軍司令官が「当時の韓半島状況と今は違う。我々には韓米同盟がある。また北朝鮮・中国・日本など周辺国が存在するため(撤収は)はるかに複雑な問題」と述べた。

北朝鮮に対する先制打撃に関し、ハリス太平洋軍司令官は「正確な日程やどういう条件があれば先制打撃をするというのは軍事的戦略であり、先に公開するのは難しい」と明らかにした。ただ、グリーブス・ミサイル防衛局長は「ミサイル防衛システムの試験は十分にしていて、あらゆる脅威に十分に準備している」と述べ、ハリス太平洋軍司令官も「高高度防衛ミサイル(THAAD)は16回の実験ですべて成功した。防御地域内に入ったミサイルを迎撃する自信がある」と話した。

ブルックス韓米連合軍司令官は「北朝鮮が韓国に向けて核を使用すると考える人は少ない」という指摘が出ると、「北朝鮮の脅威は確実に存在する。長射程砲は本当にソウルを打撃できる」と述べた。

この日、エドワード・マーキー上院議員(民主党、上院外交委東ア太小委幹事)が率いる米上・下院代表団も記者会見を自ら要望した。マーキー議員は「北朝鮮の核問題において軍事的解決法というものは存在しないというのが我々の代表団のメッセージ」と強調した。代表団のうち唯一共和党所属のアン・ワグナー下院議員は「我々は戦争に対応しているが、戦争の準備はしていない」と述べた。

一方、米財務省は22日、北朝鮮と取引する中国とロシアの企業10カ所と個人6人に対して追加制裁を実施すると発表した。今回の制裁は国連安全保障理事会が5日に通過させた新しい対北制裁決議案(UNSCR2371)により施行された。

財務省海外資産統制局(OFAC)がこの日公開した制裁対象リストには、中国の北朝鮮石炭・鉱物輸入会社、石油輸出会社、北朝鮮の海外金融取引を支援した中国の銀行が含まれた。海外に北朝鮮労働者輸出を斡旋した会社2カ所も追加された。

財務省は「制裁は北朝鮮の核弾道ミサイル開発を助けるものであり、すでに指定された人たちを支援した第3国の企業・個人、北朝鮮とエネルギーを取引した企業・個人、北朝鮮の海外人材輸出を支援したり制裁対象である北朝鮮機関の米国・国際金融取引システム接近を助けた個人・企業が対象」と明らかにした。いわゆる「セカンダリー制裁」を本格化したということだ。ムニューチン財務長官は「財務省は北朝鮮の核および弾道ミサイル開発を支援する機関・人の米国金融システム接近を遮断し、対北朝鮮圧力を強化していく」と述べた。

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    2017.08.23 09:23
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    ハリス米太平洋軍司令官、ハイテン米戦略軍司令官、グリーブス・ミサイル防衛局長ら22日、星州THAAD基地を訪問した。
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