【社説】MERS患者発生6日後に初めて対面報告受けた朴大統領(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.09 16:19
一部の対象者が旅行に出かけるというあきれた状況も確認された。6日、大田(テジョン)居住の50代女性は江原道江陵(カンウォンド・カンヌン)から約300人が乗った旅客船で鬱陵島(ウルルンド)に入った。MERS確定患者を診療した医師は妻と一緒に6日、フィリピンに出国して翌日帰国することもした。政府と地方自治体の合同管理システムがまともに作動していないという証拠だ。
患者が処方せんを受け取った近隣薬局はMERS防疫に対し無防備な状況に置かれている。薬剤師も患者1人ひとりと直接対面するためMERSにさらされる可能性がある。だが政府が発表する前まで薬局はMERSの疑われる患者について全く分からなかった状況だ。