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韓経:【コラム】核より恐ろしいEMP弾=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.19 12:10
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1962年7月、ハワイのオアフ島一帯の電子装備が一瞬でまひした。街灯と交通信号などが消え通信施設も通じなくなった。ラジオまでつかなくなった。秘密は3年後に解けた。意外にも1400キロメートル離れた太平洋ジョンストン島上空の核爆発実験が原因だった。この時に出た強力な電磁パルスがハワイの電子機器を無力化させたのだ。数百キロメートル離れた他の地域のケーブル損傷もこのためだと明らかになった。

これを契機に米国とロシアは人に被害を与えないで敵の通信・電力システムを完全にまひさせるEMP(電磁パルス)爆弾を開発した。EMPは強力な電磁パルスを瞬間的に放出して電子回路を破壊することですべての電子通信装備とコンピュータ・ネットワーク、交通手段などを使えなくする。核爆発なく電磁パルスだけ放出する非核EMP弾もある。

 
最近の北朝鮮の核実験規模と似た100キロトン級EMP弾1発で韓国のすべての電子通信網が無用の物に変わる。世界最高の情報通信技術(ICT)を誇る韓国としては想像するのも嫌なことだ。EMP弾の爆発威力は高度が高いほど大きい。20キロトン級も157キロメートル上空で最も大きい破壊力を発揮する。迎撃高度40~150キロメートルであるTHAADでは防止できない。

さらに大きな問題は地球の磁場のためにEMP弾の影響力が赤道方向に傾くという点だ。休戦ライン付近で爆発しても南側に被害が集中するという話だ。北朝鮮が境界地域の北側領空で爆発させる場合、韓米両国が核攻撃と見なしてすぐに報復できるかとの懸念も提起される。電子装備がまひした韓国軍を相手に北朝鮮軍の戦車が押し寄せてくればソウルまで1時間もかからない。

米国中北部400キロメートル上空でメガトン級爆弾が爆発すれば米本土の大部分が被害を受けるというシミュレーション結果もある。ジェームズ・ウルジー元米中央情報局長官は、「北朝鮮が米国を攻撃するのに大陸間弾道ミサイル(ICBM)の代わりにEMP弾を使うなら核兵器よりさらに致命的だ」と話す。人工衛星に装着したEMP弾は地球全体を攻撃対象とすることができる。北朝鮮は軌道衛星である光明星3号と4号を持っている。

EMP弾対策がまったくないのではない。米国は主要拠点別に防衛体系を備えている。軍事装備もEMPテストを通過してこそ戦場に配備できるようにした。韓国にはそうした過程がない。一部防衛体系も合同参謀など主要指揮部に限定されている。国民は無防備状態だ。3日前に北朝鮮のミサイルに対抗して韓国軍が「玄武2」2発を打ち上げたが1発は発射直後に墜落してしまった。「北朝鮮を再起不能に作る能力がある」という韓国政府の豪気とは違いまだこうしたものなのが韓国の現実だ。

コ・ドゥヒョン/論説委員



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