韓国刺繍の美しさをニューヨークに伝えてきた女性
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.04 17:12
「韓国刺繍は短い針と髪の毛の太さの糸で作られる繊細な‘表現芸術’だ。 私たちの祖母、母たちが家族の幸せを祈って一針ずつ心を込めて刺繍する。 今は私がその気持ちで、刺繍をはじめとする韓国のさまざまな工芸文化を世界に伝える道を作りたい」。
3日午後5時、ソウル駅三洞(ヨクサムドン)イェジョンギャラリーで「ソルウォン文化財団後援の夜」が開かれた。 ソルウォン文化財団は、韓国刺繍を継承して世界に知らせる活動のため、刺繍研究家のチョン・ヨンヤン博士(75)が昨年、ニューヨークに設立した。
ソルウォンのチョン・ヨンヤン博士は70年代にニューヨーク大学美術教育科で修士を取得した際、韓日中3カ国の古代衣装と刺繍発達史に関する論文を発表し、女性の趣味にとどまっていた刺繍を‘学問’として体系化した主人公だ。 2005年に出した著書『緋緞糸』は現在、ジョージワシントン大の教材として使用されている。