「京義線完全開通で韓半島を海洋・大陸つなぐ‘物流ハブ’に」

「京義線完全開通で韓半島を海洋・大陸つなぐ‘物流ハブ’に」

2007年05月17日19時28分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
comment
0
share
このエントリーをはてなブックマークに追加
mixi
  南北(韓国・北朝鮮)鉄道の連結は金大中(キム・デジュン)・盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府が注力してきた対北朝鮮事業の核心だ。 2000年6月の南北首脳会談がその出発点。 かつて京義線(キョンウィソン)列車に乗って金正日(キム・ジョンイル)国防委員長がソウルを答礼訪問し、2回目の首脳会談を行う、という観測があったのも、鉄道連結の象徴性が大きいという点を表している。

  ◇血脈つなぐ京義・東海線=鉄道連結は南北分断の血脈をつなぐ象徴性がある。 東海(トンへ)線は1950年の朝鮮戦争で、京義線は韓国領だった開城(ケソン)地域が51年6月に北朝鮮側に移って途絶えたからだ。 鉄道の連結は92年発効の南北基本合意書で「途絶えた鉄道と道路の連結」に合意し、南北の和解・協力の象徴に浮上した。 しかし北朝鮮の拒否で具体的な協議ができなかったが、00年6月の首脳会談をきっかけに議論が進んだ。

   政府は鉄道・道路連結を金剛山(クムガンサン)観光、開城工業団地造成事業とともに3大経済協力の課題とした。 試運転の実現で、昨年10月の北朝鮮の核実験以後停滞していた南北関係が新しい動力を得ることになった。 特に、鉄道試運転の最後の障害だった北朝鮮軍部が、一度ではあるものの列車運行のために軍事的保障措置を取ったという点には意味がある。 李在禎(イ・ジェジョン)統一部長官は「21日にソウルで行われる南北閣僚級会談では韓半島平和問題を扱う」とし、対北朝鮮接近の加速を予告した。

  ◇3段階構想=京義線完全開通に向けた政府の青写真は3段階で構成されている。 第1段階は開城工業団地の物資輸送と北朝鮮勤労者の通勤用だ。 京義線のソウル-開城区間を開通し、開城工業団地の原資材などを列車で運ぶという構想だ。 この構想が実現すれば、開城工業団地の物流コストを大きく削減できる。

   第2段階は開城観光客の運送と南側勤労者の通勤、 第3段階はソウル-平壌(ピョンヤン)間の定期列車運行だ。 第3段階は事実上、南北列車の完全連結となる。 平壌駅は北朝鮮全地域を向かう列車路線の出発駅であるからだ。

   政府は第3段階の後、韓半島縦断鉄道(TKR)と中国横断鉄道(TCR)、ロシア横断鉄道(TSR)など大陸鉄道とつなぐ計画も持つ。 TKRと大陸鉄道がつながれば、韓半島が海洋と大陸をつなぐハブの役割を果たすことになる。 鉄道を通じてヨーロッパに進出するなど、韓半島が北東アジア物流中心地に成長できる基盤が整う。

   これには北朝鮮の鉄道施設現代化が先行しなければならないため南北の均衡開発が可能、というのが政府の判断だ。 政府関係者は「韓半島縦断鉄道が大陸鉄道と連結すれば、北朝鮮は鉄道運行にともなう通過料を受け、韓国は北朝鮮の開放を加速化する効果を期待できる」と語った。

   しかし政府のこうした構想には乗り越えなければならない問題が多い。 まず南北列車の定期運行のためには北朝鮮軍部の同意が絶対的に必要となる。 しかし北朝鮮軍部は南側のこうした構想に否定的な立場を見せており、今後、南北間の駆け引きが予想される。
【今日の感想】この記事を読んで・・・
興味深い
悲しい
すっきり
腹立つ
役に立つ

今日のイチオシ記事