オバマ大統領、韓国人犠牲者慰霊碑も訪問か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.12 08:48
10日(現地時間)のハフィントンポストに掲載されたベン・ローズ米大統領副補佐官(戦略広報担当)の寄稿には、オバマ大統領の広島訪問を決めた米国の複雑な心境が表れている。「原子爆弾使用決定に対する基本の立場は変わっていない」「当時の関係者の大義は正当だった」などは、謝罪が目的ではないという婉曲な表現だ。オバマ大統領が安倍首相とともに広島に行くというホワイトハウスの発表は短文だったが、ローズ副補佐官の寄稿は4000字近い長文だった。
韓国でも、オバマ大統領の訪問を日本が「歴史的免罪符」を受けたかのように政治的に利用する可能性があるという懸念が強い。このため広島平和公園訪問の動きや公開発言でそのような懸念を払拭するべきだという声が出ている。国立外交院の辛東益(シン・ドンイク)外交安保研究所長は研究所の刊行物『IFANSフォーカス』への寄稿で、2010年8月に広島を訪問した潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が原爆死没者慰霊碑だけでなく韓国人原爆犠牲者慰霊碑も訪れたのが良い参考になるだろう」と提案した。