【社説】朴前大統領の逮捕…過去を越えて未来を見よう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.01 13:08
大韓民国はまた元大統領の逮捕という汚辱の憲政史を刻むことになった。全斗煥(チョン・ドゥファン)、盧泰愚(ノ・テウ)元大統領に続いて3人目だが、民主的選挙が始まって以来初めて過半数の得票率(51.6%)の大統領だったという点で、朴槿恵(パク・クネ)前大統領の逮捕を眺める目は過去と違う。2012年の大統領選挙で朴前大統領を選んだ国民の自責の念はもちろん、ろうそく集会で朴前大統領の退陣と逮捕を叫んだ国民も気持ちは安らかでなかったはずだ。
朴前大統領個人で見れば、この上ない悲劇史に違いない。両親をともに銃弾で亡くし、18年間にわたり隠遁した後、政界に入門し、史上初の父娘大統領として華麗に頂点に立ったが、結局は任期中に罷免される初めての大統領となり、囚衣まで着ることになった。しかしこれらすべてが自業自得だったという点で残念でならない。