【グローバルアイ】四百年ぶり変身、一日ぶり変心
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.12.08 12:26
周囲が山に囲まれた有田。日本佐賀県にあるこの地域の人口は2万人。うち6割が陶磁器関連の仕事に従事している。そのためか、窯のレンガを再利用した塀が見られ、アスファルトの地面には磁気の欠片が入って輝き、情緒が漂う。
この地域の“神”は李参平(イ・サンピョン)という朝鮮陶工。1598年の壬辰倭乱(文禄・慶長の役)当時、豊臣秀吉にここに連れられてきた人物だ。先週ここで会った李参平の14代目子孫・金ケ江三兵衛(51)氏は「逃げられないように四方が山に囲まれたここに連れて来られた」と話した。煩悩の歳月を送った李参平が日本に初めて白磁を伝えたのは1616年。すぐに旋風的な人気を呼んだ。17世紀後半には欧州に広まり、純金と等価で取引されるほどだった。「有田焼」は欧州の貴族のシンボルだった。