国内市場で販売された２０００ｃｃ未満の中・低排気量のうち最も人気を集めている車種はＢＭＷ　５２０ｄ。排気量は少ないが、２．０Ｌ級（１９９５ｃｃ）ディーゼルエンジンのためパワーがある。このため今年に入って４０２８台が売れている。

独特のデザインで以前から若者に人気があるミニは、韓国に輸入される車種の場合、１．６Ｌガソリンエンジンを搭載している。同じく１．６Ｌディーゼルエンジンのフォルクスワーゲン「ゴルフ」「ジェッタ」は１８－２２キロの燃費と実用性で、若者層の注目を集めている。

２０００ｃｃ未満の輸入車は今後さらに増える見込みだ。各輸入車ブランドが主力商品としているからだ。フォードは近く準中型セダンの２０１２年型オールニューフォーカスを出す。韓国トヨタは準中型級モデルのカローラ（１７９８ｃｃ）を、ベンツは新型Ｃクラス（１７９６ｃｃ）を主力商品としながらマーケティングに拍車を加えている。

小型車ラインアップに強いブランドも国内に次々と入っている。プジョーはシトロエンブランド、クライスラーはフィアットブランドを今年下半期または来年初めに導入する予定だ。

チュ・ヤンイェＢＭＷコリア代表は「最近、輸入車市場の成長を率いているのは最上位階層ではなく、生涯初めて車を購入する若い世代が主軸で、それに合わせて個性ある小型車を出すのに力を注いでいる」と述べた。


「輸入車＝大型車」は昔の話…中・小型車が大勢（１）