【時視各角】大陸のミス、半島のため息(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.28 09:02
このような光景をこれほど早く見ることになるとは思っていなかった。先週、中国シャオミ(小米科技)の新製品発表会に集まったマスコミと消費者の反応のことだ。米アップル社の新製品発表と変わらない熱狂ぶりだった。携帯電話会社だと考えていたシャオミの新製品も衝撃的だった。数百万ウォン台の1人乗り電動スクーターを30万ウォン台で、68インチの超高画質テレビを80万ウォン台で出した。消費者は「私もシャオミを買う」とし、業界ではシャオミ輸入販売権の角逐があり、デパートも売り場を出そうとしている。中国発スターブランドの進撃の勢いには驚かされる。
シャオミという企業の正体についても知らなかった。昨年、中国携帯電話市場でサムスンを抜いて1位になった薄利多売型ローカル携帯電話会社という程度で知られていた。シャオミ補助バッテリー、Mi Bandなど価格に比べて性能とデザインが優秀な携帯電話周辺製品を出し、「大陸のミス」という愛称で呼ばれるまで「いったい誰なの」という程度だった。しかしこのような安易な考えが変わるのに1年もかからなかった。