東京・北京に行くのにLCCがぴったりなのに…金浦空港にはなぜないのか?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.04.16 13:05
今月初めに東京に行ってきたキム・ウクファンさん(47)はもともと金浦(キンポ)~羽田路線を利用する計画だった。だが金浦~羽田路線は格安航空会社(LCC)がなく、航空券が高かった。悩んだ末にキムさんはLCCの仁川(インチョン)~成田路線を選び飛行機代を半分ほど節約した。キムさんは「なぜこの路線を運航するLCCが1社もないのかわからない」と話した。
国際線の黄金路線と呼ばれる金浦~羽田、金浦~北京(首都空港)、金浦~上海(虹橋空港)路線にはLCCがまったく飛んでいない。金浦空港の国際線週間総運航便数392便の43%に当たる168便を占める金浦~羽田路線は大韓航空、アシアナ航空、日本航空、全日空の4社だけが就航する。週56便が飛ぶ金浦~北京、金浦~上海路線も大韓航空とアシアナ航空、そして中国の航空会社が占める。
金浦空港国際線のLCC路線はチェジュ航空の金浦~関西(28便)、ティーウェイ航空とイースター航空の金浦~台北(松山空港)路線だけで、全体の10.7%(2017年)にとどまる。昨年金浦空港国内線のLCCシェアが53.3%であることと対照的だ。