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韓経:【コラム】後進的な社会支配構造が問題だ=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.14 14:05
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英国は19世紀に世界最大の帝国に成長する軸を築いた。その発展過程で決して欠かせない人物がいる。エリザベス1世女王だ。ニューヨークタイムズは2000年4月、過去1000年の歴史上最も卓越した指導者にエリザベス1世を選んだ。理由がある。

エリザベス1世が即位した1558年前後の英国は周辺列強の脅威、深刻なインフレーション、宗教紛争などで混乱している欧州の後進農業国だった。フランスとの戦争で欧州大陸の領土をほとんど奪われた英国は海洋進出に勝負をかけた。スペイン、ポルトガルとの衝突は必然的だった。エリザベス女王は海軍力を強化するなど社会支配構造の整備をした。その結果、英国はカレー沖海戦で世界最強のスペインの無敵艦隊を撃破した。英国が海洋覇権を握って世界へ向かう瞬間だった。

 
歴史的に発展した国は例外なく健全な社会支配構造を誇った。国家の構成と運営、管理および維持に必要なメカニズムとシステムがそれだ。法令、制度、規定、そしてこれを後押しする倫理、道徳、規律および強力な執行力があった。各構成員の正しい価値観、意識水準、仕事の方式はもちろん、社会の指導層の歴史認識、洞察力、先見力も欠かせない重要な要素だ。こうした社会支配構造を階層的に見ると、上位には憲法が規定した立法、司法、行政など国家運営の基本組織がある。その中間には公共および民間団体があり、下からは市民団体や非政府組織(NGO)が支える。社会支配構造の階層的な調和も発展する国の共通した特徴だ。

では、韓国は社会支配構造の観点で見ると、発展する側に進んでいるのだろうか、それとも退歩する側に向かっているのだろうか。第20代国会が始まり、国会議長は「憲法」を改正して国を改造すると述べた。最近は大統領も改憲イシューを投じた。しかし憲法改正だけでこの国がすぐに改造されると信じること自体があまりにも単純な発想だ。全国が覆るほどの改革なしに大韓民国は改造されないだろう。

韓国は過去70余年間、類例がない逆境を克服し、世界10大経済大国に成長したが、先進国入りの敷居で立ち止まっている。その理由は単に憲法のためだろうか。そうではない。国の社会支配構造自体が全く革新されず、後退ないし停滞したためだとみるのが正しいだろう。

最も健全であるべき立法、行政、司法府、地方自治体など上位支配構造であるほどさらに問題だ。立法機関は国の百年大計を悩みながら法と制度を作っているのか一度省みるべきだ。国民は能力があり良心的な国会議員と選出職の公職者を選んでいるのか反省しなければいけない。政府と地方自治体、公共機関の人事は適材適所に公正に行われているのか。組織で人事は万事だ。組織を病気にする天下りや派閥人事はどうか。公務員の動かない態度も同じだ。あちこちに広がった後進的な要素が結合し、韓国社会の支配構造の骨組み自体が崩れ落ちる局面を迎えている。法秩序の維持と公権力の確立、不正腐敗の根絶は健全な社会の礎石だが、これら一つもまともに正せないのは嘆かわしい。

政界はこうした問題の本質に目を向けず、何かあると取り上げるのが企業支配構造だ。今の企業支配構造は上位支配構造から決して自由になれない。それでも政権ごとに企業たたきと規制の矛先を向けるのが慣行のようになってしまった。

国民の怒りを買っている「崔順実(チェ・スンシル)事態」も同じだ。韓国社会が抱えている後進的な社会支配構造の総体的圧縮版と変わらない。政界が石を投げる資格があるのか。こうした後進的な社会支配構造の核心にあるのがまさに政治だ。いま国の政治が国家発展の原動力になれなくても国を亡ぼす凶器になってはいけない。

尹鍾龍(ユン・ジョンヨン)元サムスン電子副会長

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