こうした内外部的な要求に応じるために産業団地の革新が進められている。昨年、老朽化した産業団地整備のための特別法を制定して、汎政府レベルのガバナンスを構築し、全国の主な拠点産業団地に革新支援センターを設立して入居企業の業種の高度化と新たな成長動力の創出を支援することになる。ハードウェア的なインフラだけを拡充するのではなく、優秀な人材の実力と創意的な思考が企業に入り込めるようソフトパワーを強化させている。産学関連ネットワークの活性化を通じて創意的シナジーを創り出すクラスター事業も約１０年間続けてきた中で、中小企業の研究開発（Ｒ＆Ｄ）革新力の強化に寄与している。

今こそこれまで推進してきた老朽産業団地のインフラ改善と競争力の強化、企業革新力の向上、グローバル強小企業の育成のための政策と努力を再整備して、拍車を加えなければならない時だ。創意的な技術の融合・複合を積極的に支援し、研究機関と大学が保有する優秀な技術を企業に移転して学術的な研究成果を産業現場で未来の主力産業として具体化することにも力を注がなければならない。

企業成長の総合支援プラットホームを構築し、機関別に散在している支援プログラムを単一窓口で支援することによってサービスアクセシビリティを向上し、スマート産業団地の構築と工場のスマート化によって情報インフラの拡充と生産性向上を支援しなければならない。また先端技術が融合した高付加価値製品として輸出品目を育成し、輸出の強小企業を集中的に育成することによってグローバル市場を先行獲得していくべきだろう。

第４次産業革命を主導し、デジタル産業経済を先導する開かれた空間で産業団地を革新し、輸出活力の回復と製造業競争力の強化の核心拠点として育成していかなければならない。２０１６年に再び活躍する製造業の解答は、産業団地の革新から探さなければならない。

カン・ナムン＜韓国産業団地公団理事長＞


韓経：【コラム】産業団地の革新、第４次産業革命の扉を開く＝韓国（１）