電池を代えるブタンガスボンベでノートブックPCを駆動
「バッテリーはもう要らない」。三星(サムスン)SDIは14日、ブタンガスで電気エネルギーを生成するブタンガスボンベを開発した、と発表した。三星SDIによると、カセットコンロに使われる220グラムの小型ブタンカセットボンベを燃料に使い、100ワット以上の平均出力で5時間以上駆動でき、燃料電池の大衆化を早期に実現できる見込みだ。
一般の電池とは異なり、無公害水質の清浄電池であるのが最大の特徴で、充電が要らず、出力も高い。ただし、燃料電池システムを備えたケースまで含ませると重さが約10キロで重いというのが最大の短所。同社は、商用化のため持続的に軽量化作業を進める、としている。小型テレビ(60ワット基準)は8時間以上、ノートブックPC(20ワット基準)は20時間以上使用でき、テレビ、DVDプレーヤー、電気ランプ、オーディオなども駆動できる。