自民党・二階派44人がソウルで研修会、なぜ?

自民党・二階派44人がソウルで研修会、なぜ?

2018年07月30日14時09分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が昨年6月、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で日本首相の特使として訪韓した二階俊博自民党幹事長と握手している。(写真=青瓦台写真記者団)
  二階俊博幹事長(79)が率いる自民党内第5派閥、二階派が31日から3日間、ソウルで研修会を開く。日本政界の有力派閥がソウルを団結大会場所に選択したこと自体が極めて異例だ。

  二階派の所属議員は計44人。安倍晋三首相が属する細田派(94人)、第2派閥の麻生派(59人)、その後に続く竹下派(55人)、岸田派(48人)の次だ。

  安倍首相が3選に挑戦する9月の自民党総裁選挙を控え、すでに安倍首相を支持する意志を公開的に明らかにした二階派は今回の研修会でこうした方針を公式表明する予定だ。

  二階幹事長は二階派の最大の行事をソウルで開く理由について「両国関係」を強調した。30日の産経新聞によると、二階幹事長は周辺に「韓国は近いから我々がもっと行き来してこそ国民も(両国関係について)安心する。それが政治家の責務」と話しているという。

  実際、ソウル団結大会の日程には韓日関係のための行事が多数含まれた。韓日議員連盟の副会長を務めた李洛淵(イ・ナギョン)首相との会談、板門店(パンムンジョム)視察が予定されている。団結大会の宿舎の市内ホテルでは韓国の専門家と「韓日関係の望ましい未来」などに関する討論会も開く。

  二階幹事長は李首相をはじめ、韓国の与野党政治家、朴チョル熙(パク・チョルヒ)ソウル大教授(国際大学院長)など学者・研究者と交流がある。昨年も安倍首相の特使として観光業界の関係者など計360人を率いて韓国を訪問した。当時、二階幹事長が「(韓日関係に関して)一握りの悪巧みをする連中は見つけたら撲滅すべき」と発言し、両国間の慰安婦合意再交渉論を狙ったものだという声が高まったが、それでも二階幹事長は自民党内で知韓派として知られている。自民党内の保守派の間で韓国を厄介だと感じている雰囲気がなくはない状況で、二階派が知韓派という点を浮き彫りにするためソウル団結大会を企画したのではという解釈が出ている。

  二階派のソウル訪問には日本財界関係者まで含めて約300人が同行する予定だ。外交的には韓日関係の強化だが、その内心は自派議員と財界関係者まで海外で集まり、二階派の政治的な影響力を党内外に誇示しようとしているというのが、日本政界の大半の見方だ。

  二階派の団結大会は韓国をはじめとする海外に安倍首相の3選の可能性が高いと広報する効果もある。二階幹事長はその間、「安倍の後は安倍。1ミリも動かない」と述べ、安倍首相に対する強力な支持を表明してきた。過去に「2期・6年」までだった党内の総裁任期規定を「3期・9年」までとする改定を主導したのも二階幹事長だった。その二階幹事長がソウル団結大会まで開いて安倍首相に長期執権の道を用意するという意味だ。

  二階幹事長に対しては、最近の各種選挙で連勝を寄与し、安倍首相の代わりに党内人事・財政を総括する幹事長の役割も無難に遂行してきたという評価だ。しかし党内では二階幹事長の年齢に言及しながら「副総裁への横滑りはどうか」という意見も出ている。このため総裁選挙を控えた時期に自分のリーダーシップと派閥の健在さを誇示するため、あえて大げさにソウル行きを企画したのではという見方が出ている。
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