イングランドの「自虐的選択」で吹っ飛んだ「イエレンの夢」「安倍の希望」<上>(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.06.28 16:24
◆BOE・ECB「行動するための準備はできている」
グローバル化のおかげで新興国の産業化はスピーディーに進んだ。産業化のグローバル化ともいえる。同時にノーベル経済学賞受賞者である米国コロンビア大学のジョセフ・スティグリッツ教授が述べた「不満のグローバル化」も進んだ。グローバル化の陰の部分である新興国の低所得層と先進国の下層民が同時に不満を抱く現象だ。不満のグローバル化が歴史的な反転を生んだ。自由貿易主義のふるさとで反乱が起きた。反乱の風は事実上、イングランド全域を巻き込んだ。グローバル化の最大の恩恵を受けた首都ロンドンでも離脱派の支持率が40%を越えた。米国投資銀行ゴールドマン・サックスが「離脱派の支持率が20~30%」と予想していた場所だ。