安倍晋三首相は１４日、「ドナルド・トランプ米大統領が北核解決のために（交渉）テーブルに載せたというすべてのオプションを支持する」とし「日本は北核問題でトランプ政府を積極的に支持している」と話したと、自由韓国党の洪準杓（ホン・ジュンピョ）代表が伝えた。洪代表は「北核問題だけは韓国党と日本が同じ認識を有しているということを確認した」と評価した。

１３日から２泊３日の日程で日本を訪問している洪代表はこの日、首相官邸で安倍首相と３３分間の非公開面会を行った。洪代表はこの席で北朝鮮による核・ミサイル脅威に対抗して「韓日米自由主義３角核協力」が必要だと主張した。

洪代表の説明によると、安倍首相は「日本の上空ででも良いから韓日米（連合）軍事訓練をするべきだが、韓国側でしていないので残念だと思っている」として「米国と日本は北核問題に対して同じ考えを有している」と話した。また、韓国政府の８億円規模の北朝鮮に対する人道的支援については「慎重に考えなければならない」と付け加えた。

安倍首相は「北朝鮮に対しては中国とロシアを含む（国際社会の）強力な経済制裁が優先的に施行される必要がる」とし「北核危機を突破する最も重要なポイントがここにある。すべての選択肢（交渉条件）がテーブル（交渉の場）の上にある」と話した。

安倍首相は「韓国議員らに慰安婦問題と国会内強制徴用労働者像の設置問題（に対する日本の立場）をよく説明してほしい」と求めた。これに対して洪代表は「対話の主題が薄れる恐れがあるので答えない」と話した。