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韓国政府、吸収統一準備チーム作る

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.11 09:06
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鄭鍾旭(チョン・ジョンウク)統一準備委員会(以下、統準委)副委員長は10日、「(南北間の)合意でない他の形態による統一も準備している」と明らかにした。鄭副委員長はROTC中央会(会長チェ・ヨンド)がソウルの韓国プレスセンターで主催した朝食会フォーラムで「統一過程にはさまざまなロードマップがあり、非合意統一や体制統一に対するチームがわれわれの組織(統準委)にある」と述べた。

鄭副委員長は「政府内の他の組織でも体制統一について研究している」とし「体制・吸収統一は、したくないからと言って起きないわけではない」と強調した。

 
統準委の幹部が北朝鮮の体制変化や吸収方式による南北統一問題を扱うために、チーム形態の組織を稼動していると公開したのは初めてだ。朴槿恵(パク・クネ)大統領が委員長を務めている統準委は、統一時代の基盤構築を活動目標に昨年7月スタートした政府・民間の合同機構だ。

鄭副委員長は「統準委は平和統一を前提とした組織だが、外で公開しないという前提のもとにこのような作業をしている」と説明した。また「最近、北朝鮮内部で途方もない変化が起きている」とし「今、北朝鮮を動かしているのは当局でなく市場」と述べた。鄭副委員長は「北朝鮮内部では不正腐敗が蔓延していて市場経済と不正腐敗で延命している」と評価した。

体制吸収方式で統一した場合、労働党や軍部など北朝鮮高位幹部の処理問題と関連し、鄭副委員長は「北朝鮮のエリート階層をどのようにするのかについて政府は具体的に対策を有している」と話した。また「北朝鮮エリートも相当数おり、労働党員など階層が多岐にわたるので区分して処理しなければならないだろう」と指摘した。

統準委は光復(解放)70周年にあたる今年、「南北統一分野のノーベル賞」と呼ばれる平和統一賞の制定などの事業を重点的に推進する予定だと鄭副委員長は明らかにした。

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