韓国1位の物流企業、インド・中東の企業2社を買収(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.27 16:37
昨年末を基準にシェア44.1%で、韓国の宅配市場で1位を占めているCJ大韓通運は、海外進出でも先頭に立っている。4年前から海外へ歩幅を広げ始めた。2013年4月、中国の物流企業「カーゴスマート」を買収して中国に第一歩を踏み入れ、2015年には中国の冷凍・冷蔵物流企業「栄慶物流(現、CJ ROKIN)」を買収した。また、昨年8月には中国の総合家電企業「TCL」と物流合併法人「CJ Speedex」を設立した。
引き続き、9月にはマレーシアの総合物流会社「センチュリー・ロジスティクス」の持分を取得して東南アジアに進出し、11月にはインドネシア現地の大型物流センターを買収した。直ちに12月にはフィリピンで5位に入る物流企業の「TDGグループ」と合弁法人「CJトランスナショナル・フィリピン」を設立して中国と東南アジアをつなぐ物流ベルトを構築している。韓進(ハンジン)宅配やロッテ・グローバルロジスなども東南アジアなどに海外法人を設立したが、CJ大韓通運のようにM&Aを通じて海外に本格的に進出した段階ではない。CJ大韓通運側は「中国と東南アジアに続き、インドや中東、中央アジアまで『汎アジア一括物流システム』を構築できるようになった。これまで推進してきた汎アジア1位の戦略が力を得ることになった」と明らかにした。