金正恩の将来、中国への対応と党・軍掌握にかかる(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.18 10:10
領導者になるまでの権力の流れをよく知る金正恩は、ひとまず張成沢の穴を埋めるかどうか悩むはずだ。埋めれば張成沢のように金と勢力を拡張する事態が再発する可能性があるという点が、空席にしておけば自ら党・政・軍を相手にしなければならないという点が、それぞれ引っかかるしかない。どちらを選択しようと、武力を握っている軍と党の老獪な保守幹部を手のひらに置いて掌握できる政治的手腕とカリスマを見せてこそ、長期的に金正恩の権力が巡航する。
全賢俊(チョン・ヒョンジュン)北東アジア平和協力研究院長は「いずれにしても叔父を処刑したこと自体、金正恩が統制力を持っているという意味」とし「封建王朝体制下の金日成家系が伝授する帝王学のレベルを軽視してはいけない」と述べた。匿名を求めた外交安保分野の教授も「1994年の金日成死去当時、どれほど多くの専門家が金正日の力を無視しただろうか」と話した。