ストのためソウル大選考受けられず

ストのためソウル大選考受けられず

2009年12月04日11時45分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  「あの日の朝、地下鉄が止まらなかったならば…」--。

  蘇萊(ソレ)高校(京畿道始興市)3年のイ・ヒジュン君(18)は茫然自失し、このように嘆いた。イ君は鉄道のストライキにより、大学進学の夢を捨てねばならない危機に陥っている。

  イ君は11月27日午前7時、素砂(ソサ)駅のホームで電車を待っていた。ソウル大学バイオ工学科の2次試験に向かうところだった。彼は1次試験を通過した状態だった。しかし10分、20分、時間は流れるのに列車が来なかった。

  その時「九老(クロ)駅の電車事故で列車が遅れている」という案内放送が流れた。九老駅のこの日の事故は、鉄道スト2日目を迎えて投入された代替人材、軍の運転手が九老駅の地理が分からないため発生したものだった。このため仁川(インチョン)と水原(スウォン)発清涼里(チョンニャンニ)行きのすべての列車が40~60分ほど遅れた。

  イ君は焦って両親に電話をかけた。電話に出た両親は心配でならなかった。生活が厳しいイ君の両親は息子を見送った後、それぞれの職場へ向かった後だった。イ君の母親は「ソウル大学に電話をかけたが、ほかの受験生との公平性のため必ず9時まで来なければいけないと言われた」とし、残念がった。

  息子に電話をし、落ち着いてバスに乗るよう指示したものの、焦る気持ちはどうにもできなかった。乗客が殺到したバス停はすでに修羅場となっていた。イ君は3、4台のバスを逃した後、ようやくソウル大学に到着できた。しかし9時20分だったため、受験は許可されなかった。

  イ君がソウル大への進学にこだわるのは厳しい家庭の事情のためだ。ソウル大に進学すれば始興市が支給する入学金と4年間の奨学金を受領できる。イ君は現在、ほかの名門私立大の機械工学科の特別選考も通ったが、入学金(800万ウォン=約60万円)と毎学期の学費(600万ウォン)のため入学を決められずにいる。

  蘇萊高校のホン・ウォンピョ校長は「ヒジュン君は理科系の全校トップで、受験できたなら合格したはず」とした後「鉄道労組がイ君に被害を与えたのだから、損害賠償でも起こすべきなのでは」と話した。イ君の両親は「みな自家用車で送るのに、生活が厳しくて、ひとりで電車に乗せることしかできなかった親が罪人だ」と嘆いた。

  イ君は「その日の朝、止まった列車で、私の人生も止まってしまったような気がする」とした。鉄道労組は8日後の3日、ストライキを撤回した。ヒジュン君は大学の夢を捨てねばならない状況に置かれている。

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