経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）が韓国の持続可能な成長のための挑戦課題として▲高齢化▲女性の経済活動参加率の低さ▲サービス業生産性の低さ－－などを挙げた。

ＯＥＣＤは２６日に発表した「構造改革評価報告書（Ｇｏｉｎｇ　ｆｏｒ　Ｇｒｏｗｔｈ　２０１６）」で「持続可能な成長のためには構造改革が必須」とし「韓国経済が当面している核心構造改革課題はサービス部門の生産性の低さと急速な高齢化」と明らかにした。

ＯＥＣＤは「特に韓国の場合、製造業に比べてサービス部門の生産性が低い水準」としながら「ネックワーク産業や専門サービス、小売流通部門の規制を緩和して競争と革新を促進する必要がある」と伝えた。製造業の生産性を１００として見た場合、韓国のサービス部門１人あたりの生産性は半分にも達しない４０％程度だと指摘した。これはＯＥＣＤの加盟国２６カ国で最も低い水準で、２番目に低いアイルランドとも２０％ポイント近くの差がある。

ＯＥＣＤは引き続き「仕事と家庭の両立のための労働環境改善等を通して女性の全日制労働市場の参加を拡大して急速な高齢化現象に備えなければならない」と助言した。ＯＥＣＤはドイツ、日本と共に韓国を女性の経済活動参加率が低い国家だとした。