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【BOOK】過去の歴史否定しようとする安倍首相…その歴史的根源を探して(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.06 10:31
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『帝国日本の思想』

キム・ハン著

 
出版:チャンビ、343ページ

価格:2万2000ウォン

悩みは足を踏み入れたここの現実から始まる。光復(解放)70周年と韓日国交正常化50周年を迎える今年、日本の安倍晋三首相は、歴代政権が示してきた過去の歴史への反省の意を拾い直そうとする動きで周辺国の公憤を買っている。中国や米国の利益まで複雑に絡み合う東アジアの情勢の中で、韓国は苦悩しないわけにはいかない時代だ。なぜ東アジア国際関係はこのような状況に置かれたのか、そして私たちは韓国に有利な航路をどのように切り開いていくべきか。日本で学んだ2人の若い学者がそろって出した本『帝国日本の思想』と『東アジア、海洋と大陸が相対する』はこのような問題意識を基に過去を垣間見ていく知的旅行だ。

キム・ハン延世(ヨンセ)大学国学研究院HK教授(42)が書いた『帝国日本の思想』は、こんな質問から始まる。「帝国日本は果たして清算されたのか」だ。表面的に帝国日本は1945年の第2次世界大戦の終戦と共に消えた。新たにつくられた国民国家日本はファシズム・侵略戦争・植民地支配に象徴される帝国日本を積極的に消していこうとする思想的・政治的努力を傾ける。解放後の韓国もやはり「5000年にわたり受け継いできた単一民族」の叙事などを前面に出して傷だらけだった植民地の記憶を払拭しようとした。だが、その過程は帝国日本の複雑多岐な地層を目では見えないように「コンクリートをたたく」ことに過ぎなかったと著者は指摘する。地層の構造や躍動性を徹底的に探査しないままコンクリートでむやみに覆おうとしたために、一定の刺激が与えられればコンクリートが亀裂を起こす。安倍政権が推進する平和憲法改正の動き、その余波で重爆になっている東アジアの相互敵対もその亀裂の1つだ。

この地層にどんな思想的悩みが隠れ、それがどのように現在につながっているのかを探ったのがこの本だ。キーワードは主権と植民地、アジアだ。日本社会で主権の問題は天皇制とぶつかって不協和音を出し続けてきた。1889年に作られた明治憲法の首唱者たちは第1条で「大日本帝国は万世一系の天皇が統治する」と規定することによって「主権」概念が「国民」と結びつくことを防ごうとした。敗戦後、憲法は主権は国民にあることを明示したが、その中で天皇の席をどこに置くのかをめぐって論争が続く。本では思想家の丸山眞男、竹内好らの考えから、帝国というくび木を背負ったままその後を模索しようとした知識人らの努力を読み解く。

著者によれば、植民地だった朝鮮の知識人もやはり宿命的に薄まらざるをえない民族や主権概念と戦った。「朝鮮人は植民地支配中ずっと1つの民族とされたが、『国民』として規定されないあいまいな地帯に位置する集団」だったからだ。著者はイ・グァンスの『民族改造論』、ヨム・サンソプの『万歳前』などの内容を分析して植民地朝鮮に入り込んだ帝国の問題を見渡す。


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