【寄稿】オバマ大統領の訪韓効果を最大化するには(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.24 09:52
また、首脳会談の成功のためには、韓国は3年目に入ったKORUSの韓国側の実行に対して提起されるオバマ大統領の批判に備えなければならない。この数カ月間、米国の3大自動車会社を含め、より多くの産業分野の企業が不満を表している。不当な通関手続きなど、韓国がKORUSの義務を遵守していないということだ。政治的に強大な力を持つ米商工会議所も加勢した。オバマ大統領が今回の訪韓を活用し、韓国にKORUS遵守圧力を加えるよう促したのだ。米国は韓国がKORUS義務事項を実践せず時間を長引かせていると深く懸念している。これを韓国は認知する必要がある。
問題をさらに複雑にしているのは、多くの米国内のKORUS批判者が、2年間の対韓貿易赤字増加を「KORUSは失敗した」という根拠に挙げている点だ。昨年も米国の全般的な経済回復が続いたが、米国の対韓貿易赤字は2012年の166億ドルから207億ドルに増えた。こうしたファクトが民主党内の多くの貿易懐疑論者の手中に入ったため、オバマ大統領は韓国でより強く韓国に圧力を加えるしかない。