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【コラム】奴隷国家と北核、そしてTHAAD=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.22 17:21
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そのような煮詰まった思いを抱いてソウルに戻った私たちの一行を待っていたのは「奴隷国家(slave state)北朝鮮」だ。米国共和党は18日の全党大会で採択した政治綱領政策に北朝鮮を「金氏一家の奴隷国家」と規定した。「在韓米軍の撤退」などドナルド・トランプ共和党大統領候補の中途半端な発言に官営メディアまで動員して「先見の明がある大統領候補」として「トランプ氏を選ぶべきだ」と主張していた北朝鮮は後頭部を殴られたようなものだ。

金正恩委員長は執権初年度である2012年4月に「再び人民が腰のベルトを引き締めることがないようにする」と約束した。だが4年経って空手形になった。

 
核開発と経済発展を同時に実現するという「核・経済並進路線」は住民たちの生活を固く締めつける。よどみない核・ミサイル挑発で国際社会の対北朝鮮制裁を自ら招いたためだ。平壌(ピョンヤン)に作った体制宣伝性の高層アパートは核開発に寄与したという教授・博士に与えられた。地方や辺境の経済は捨てられたようなものだ。それでも核とミサイルに対する執着はすさまじい。3日前には韓半島(朝鮮半島)全域を射程圏にするスカッド-Cを2発とノドンミサイル1発を再び撃った。金正恩が参観したこの訓練の目的を北朝鮮宣伝媒体は「南朝鮮の港・飛行場を先制打撃する」と紹介した。また「ロケットに装備した核弾頭の爆発操縦装置(起爆装置)の動作特性を検閲した」と強調した。

北朝鮮の核は現実的な脅威として迫ってきた。23年前の1次核危機の時に北朝鮮は核開発の疑惑を提起した国際社会に「そんなことはない」と手を横に振った。数年後に事実と明らかになるとすぐに「平和的核動力」と言い逃れた。今は「ソウルは核の火の海」だと先制攻撃まで公然と威嚇している。欺瞞と隠蔽で北朝鮮が核の野望を満たしつつあった2000年代中盤に韓国の大統領は「北核開発は一理ある」という安易さでゴールデンタイムを逃した。その2年後、北朝鮮は初めての核実験を敢行し、今年に入ってから4次核実験に続き挑発手段であるミサイル試験発射の真っ最中だ。

状況が切迫したにかかわらず韓国の対応は信じられないものだ。核攻撃を防ぐ現実的代案である高高度ミサイル防衛(THAAD)体系配備をめぐっても対立と論議だけが横行している。北朝鮮の核実験に沈黙していた一部の環境団体、「奴隷国家」で烙印される惨状に目を閉じた人権活動家たちが反対の声を高める。怪談の拡散と巧妙な歪曲・扇動にTHAADは漂流している。このまま行けば北朝鮮の核とミサイルの捕虜になる道しかない。

金正恩の主な演説は「最後の勝利に向かって前へ!」という言葉で終わる。「統一聖戦」という背筋が寒くなるような表現も常連メニューだ。核恐喝で5000万人の大韓民国の国民の屈従を要求する岐路に立った局面だ。彼は今、韓半島全体を合わせた巨大な奴隷国家を夢見ているのかもしれない。

イ・ヨンジョン統一文化研究所長兼統一専門記者


【コラム】奴隷国家と北核、そしてTHAAD=韓国(1)

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