「うわさ」だけ増幅…韓国有名芸能人の売春、あいまいな検察捜査(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.18 09:58
世間を騒がせた女性芸能人数十人の売春事件が、あいまいなままで終わる見通しだ。検察が年内で捜査を終わらせる方針を確定するからだ。
この事件を担当してきた水原(スウォン)地検安山(アンサン)支庁(キム・ヘジェ支庁長)は17日、「今年中もしくはその前に捜査を終える」と明らかにした。「(事実と違う話が広がるなどの)拡大解釈を防ぐため」と理由を説明した。
検察の年内捜査の終結方針により、この事件はなかったことになる可能性(無嫌疑終結)が高まっている。現在、立件された人物が1人もいないためだ。売春斡旋ブローカーと目星をつけて検察が8月に2回の拘束令状を申請したA氏についてはいずれも令状が棄却された。表面的な理由は「逃走や証拠隠滅の恐れがない」ということだったが、実際には証拠不十分だったためだと分かった。検察捜査が容疑を立証するほど充分ではなかったという声だ。それでも4カ月が過ぎる間にほかの人物について追加容疑を確保できない状況で、10日ほど残った年末までに検察が新しい証拠をつかんで被疑者を確保・起訴するのは事実上不可能だ。現在、検察はブローカーA氏について拘束令状を再請求する予定もない。