IAEAは韓国の原発は安全と診断したが…不安解消には不十分
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.12 11:12
国際原子力機構(IAEA)による古里(コリ)原子力発電所1号機に対する安全点検結果は、機張郡(キジャングン)の住民の期待値とはかけ離れている。古里1号機の大停電隠蔽の事実が明らかになった直後の3月に機張郡の住民らが知識経済部の洪錫禹(ホン・ソクウ)長官にIAEAのような国際機関による安全性点検を要請したのは総体的点検だった。しかし今回の点検はその一部分だけを調べるのにとどまった。
IAEA調査団長は「(2月に発生した古里1号機)停電事故に対する安全点検が目的だった」と記者会見で話した。「原子炉圧力容器が安全だということを確認したか」という記者らの質問に、「そのような点検はしなかった」と答えた。全般的に大停電を起こした非常電源系統と原発の安全意識と文化水準などを調べたというのがIAEAの発表内容だ。