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韓国株10兆ウォン買い越し…米国上回るチャイナマネー(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.02 09:04
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“チャイナマネー”が観光・産業・不動産市場を超え韓国の証券市場に押し寄せている。明洞(ミョンドン)の商店と百貨店で買いあさる中国人のショッピングバッグは韓国株であふれている。中国人投資家は今年に入り韓国株を1兆9000億ウォン(約1956億円)買い越しており、米国を抜き最大の外国人勢力に浮上した。

金融監督院によると7月末までの中国資金の累積買い越し規模は初めて10兆ウォンを突破した。中国資本の“バイコリア”は金融危機以降持続的に強化されている。2008年以降の外国人累積買い越し規模65兆6000億ウォンの13.6%を占める。サムスン証券のチョン・ジョンギュ研究員は、「金融危機以降継続して韓国株を買い続けた外国人資金は米国と中国の2カ所だけだ」と話した。

 
金融専門家らは中国がバイコリアに出た理由として、中国資本の急成長、政府系投資ファンドと適格国内投資機関(QDII)の海外投資拡大などを挙げた。また、韓国証券市場に対する中長期的な資産配分強化の側面からも買いを増やしたと分析した。

ウリィ投資証券リサーチセンター長のイ・チャンモク氏は、「チャイナマネーの流入が続けば需給の側面から好材料として作用する」とした。特に中国政府関連の機関投資家が運用する資金が増えており、韓国証券市場に及ぼす影響はさらに大きくなる可能性があるとしている。

チャイナマネーが韓国証券市場に流入する経路は、政府系投資ファンド、社会保障基金、QDIIの3種類だ。 中国の政府系投資ファンドは世界の政府系投資ファンド市場で急速な成長を見せている。世界の政府系投資ファンドで中国投資公社(CIC)が4位、中国為替管理局(SAFE)が5位、社会保障基金が9位にランクしている。規模も毎年目立って増えている。CICが6527億ドルで最も多く、SAFEが5676億ドル、社会保障基金が2016億ドルを運用する。資産全体のポートフォリオを見ると、債券を減らし株式の割合を拡大する傾向だ。規模が最も大きいCICは全資金の40%を株式に投資している。


韓国株10兆ウォン買い越し…米国上回るチャイナマネー(2)

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