「北朝鮮が来年1月下旬から3月初めに挑発の可能性」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.18 09:23
国防部の金寛鎮(キム・グァンジン)長官が、来年1月下旬から3月上旬にかけて北朝鮮が挑発する可能性が高いと言及した。金長官は17日、作戦司令官級主要指揮官とのテレビ会議でこのように明らかにし、全軍に警戒強化を指示した。国防部のキム・ミンソク報道官は、「金長官は『一時的に北朝鮮内部が強化されることはあるだろうが、時間が過ぎれば民心が離れ、政権不信が大きくなるため内部不安が加重されるほかないだろう』と評価した」と伝えた。合わせて「金長官は『北朝鮮軍部が過度な忠誠競争と恐怖政治による住民たちの不安を外部に向けるため誤った判断をする可能性が非常に高い』と話した」と付け加えた。金長官が来年1月下旬から3月初めに時期を特定したのは韓米が毎年3月に実施するキー・リゾルブ演習とフォール・イーグル演習に北朝鮮が強く反発してきた点を考慮したとみられる。しかし挑発の形式に対しては具体的に言及しなかった。
朝鮮労働党で勤務し脱北した国家安保戦略研究所のキム・グァンジン研究委員も、「戦争直前の状況まで追いやり軍事的緊張を高めれば住民たちは他の考えができなくなる。北朝鮮はこれを利用して住民たちを統制しようとするだろう」と分析した。